学校は明日からが登校日でまだ今日は冬休み。
一般企業や公立校は既に4日からというところもあるのにごめんなさい。
と,言っても私は5日から仕事しに出てきてますが。
教員もまだ出揃わないので,受験の相談とか問い合わせの電話がけっこう回ってくる。
調査書は公立向けのでいいのか?なんてのが一番多い問い合わせ。
こんなのは「そうです。かまいません。」で済んでしまう。
ちょっと仕事が中断されるがまあ仕方ない。
昨日電話を受けて何だか切なくなってしまったのはこんな相談。
「願書を記入していて,保護者の印の上が少しかすれてしまったのですが大丈夫でしょうか?」
そりゃ,うちは銀行でもないんだから多少印章がかすれようがかまわない。
印章がかすれたからと言って願書を受け付けないとか,ましてや入試結果に関係するなんてこともない。
当然,かまいませんよ,どうぞ心配しないでください,とお話するわけだ。
で,電話を切って思う。
受験ってそこまで来ちゃったのか?
印章のかすれが左右するかもしれないと保護者に思わせてしまう状況。
正直,うちはレベルも高くないし,受験倍率だって低いもんだ。
だから受験競争をそこまで煽っているという自覚はないし,実際そうではないだろう。
一部の塾や受験業界や一部の学校がこの状況を作りだしているのだ,と責任転嫁したい。
そうは思っても,保護者がこんなことを心配して学校に電話かけなきゃいけないってのはあんまりだよな。
うちだってこうして当事者になっているではないか。
受験は確かになけりゃないでいいものかもしれない。
でも自分は受験を通してけっこう良い経験をしてきたとも思う。
負けることやあきらめて納得すること,成功してもおごらないこと。
まあ人によってはクラブで体験したりすることかもしれないが私は受験で学んだことも多いよなと思う。
だから受験も悪くはないと考えている。
それにしたって限度がある。
本人の努力や能力とはおよそ離れた要因が関係すると思われる現状は明らかにおかしい。
受験ってそんなもんじゃないですよって,これはどの学校もが言えることだし言わないといけない。
受験の仕組みがとか何とか言う前に学校は「受験ってそんなもんじゃない」って言わないとな。
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