冬と言えば?
冬と言えば,まあ鍋物とか,熱燗とか,そんなのが魅力的だ。
しかし私学の教員にとって,冬と言えば,そう,入試である。
我々にとって冬というのは入試に振り回される季節なのである。
中学があれば中学入試,高校があれば高校入試,そして大学入試の結果に右往左往。
寒くなってくると本当に毎日入試のことばかり考えているような気さえしてくる。
よくよく考えてみれば,
春になれば「さて今年度の説明会はどうする? パンフレットは間に合うのか?」
夏になれば「また来週も合同説明会かよ あれ,荷物送ったっけ?」
秋になれば「土曜は中学,日曜は高校,毎週毎週説明会だあ」
と,何も入試に振り回されているのは冬だけではない。
でもしかし,実際に入試を行うこの冬がやはり入試の季節なのだ。
で,高校はこの三日間で推薦入試の出願が行われ,そして今日から中学の出願がはじまった。
これがまた胃が痛くなる日々なのであって,
高校は初日の午前中に出願が集中して2時間待ちなんてことになってしまい,
逆に中学は「日を間違えたかね?」と思うくらい出願がなく,こちらが2時間どころか一日中待ちぼうけ。
とても同じ学校の出願風景とは思えなかった。
募集規模は4倍弱の違いなのに,何と出願者は2桁違うのだから参ってしまう。
笑い話にもならない深刻な事態なんだが,もうなんだか訳がわからず笑ってしまう。。。
よく「桁が違うね」なんて言うが,2桁違うとどうなっちゃうんだろうか?
中学入試と高校入試は全然違うというのは良く聞く話なんだけれども,
同じ敷地にあって,同じ学校のスタッフがやっていて,これだけ評価が違うと学校の中身うんぬんではなくて,
何やら広報とかそんな分野の問題なのかと考えてしまい,広報担当者としてはへこむのである。
いやまあ本当に参ってしまった。
「桁が違う」って,こういう時に使うんだなあって,ちょっと冷静に思ったりしてたけどね。
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