サンボマスター,人気出てきました。嬉しい。
なんだか激しいだけのバンドってもういいなあと思っていて,それは歳からか?なんて思ったがそうではなかった。
結局,激しくてうるさくて騒いでるだけっていうバンドが多かったってことじゃないのか。
サンボマスターもそんな目で見ていた時期もあったのだけど,曲を聴いて思いを改めた。
中学生の頃,ギターを手に入れて,でもまだテクニックもそんなになくて弾きたい曲も満足に弾けやしない。
でもギターを使ってこの気持ちを表現したい。
で,スタジオに入って最初はコピーとかやってんだけど,曲のエンディングで好き放題弾いてみたりして,そんな時に感じた快感。
サンボマスターがテクニックがないってことではないんだけど,あの「上手く伝えられないんだあ」感が良い。
自分もああやってギター弾きたかったよな,歌いたかったよな,と思い出す。
あれを今できるというのがスゴイと思う。
「歌えないからギターを弾くわけですよ」
そうだった,そうだった。
歌の上手い奴にはかなわない。
高いところまで声が出ない。
でもギターがある。
ギターがあればこの気持ちが伝えられる,表現できると思った衝動。
聴いていて「そうだ,そうだよ」と思えるのは久しぶりだ。
高校の頃,尾崎豊のライブを観てぶっとんだの以来かもしれない。
私は自分の感情を抑制するのを良しとするところがあって,いつも上手く自分を表現できない。
ただの臆病とも言うが。
だからなんだろうか,表現しようともがく人をとても尊敬してしまう。
サンボマスターいいっすよ。
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